2021年第72届日本支气管食管学会(JBES)年会

第72回日本気管食道科学会総会ならびに学術講演会
The 72nd Annual Meeting of the Japan Broncho-esophagological Society

Date: 2021年11月11日-12日

Venue: 线上会议

Theme: 新たな時代の気管食道科学

第72回日本気管食道科学会総会ならびに学術講演会
会長　杉尾　賢二
（大分大学医学部呼吸器・乳腺外科学講座　教授）

　 この度、第72回日本気管食道科学会総会ならびに学術講演会を、2021年11月11日（木）～12日（金）に開催させていただくことになりました。日本気管食道科学会は昭和24年（1949）に設立された70年を超える伝統ある学会であり、本学会を担当させていただきましたこと、理事長をはじめとする役員の皆様、会員の皆様に心より感謝申し上げます。
　 本来、第73回を開催させていただく予定でしたが、2020年の第72回が、COVID-19パンデミックのためにやむなく中止となりましたことから、2021年に第72回として開催させていただくことになりました。また、当初、私の出身地である宮崎市のシーガイアコンベンションセンターにおいて開催予定で準備を進めてまいりました。このコンベンションセンターは、過去にG8サミット外相会合が開催され、学術集会から国際会議まで対応できる施設として利用されてきており、自信をもって皆様方をお迎えするつもりでした。しかしながら、本年の7月以降のCOVID-19の第5波の状況から、宮崎での開催を断念し、完全Web開催とさせていただくこととなりました。COVID-19パンデミックにより私たちの日常生活は大きく変わり、医療界に対する影響・課題は多大なもので、多くの学術集会の開催様式も変化を余儀なくされました。しかしその一方で、Web開催やオンライン同時配信など、どこにいても参加できる会員の利便性を考えた開催様式が普及してきました。結果的に、今回の開催形式は完全Webとなりましたが、その利点を生かした学術集会にしたいと思います。
　 さて、今回の学会テーマは「新たな時代の気管食道科学」といたしました。COVID-19は上気道に多く存在しており気管・食道・頭頸部外科と切り離すことができません。学際的な本学会の特徴を生かした議論をしてゆきたいと思います。また、医療工学からは4K-8Kなどの高感度画像の開発、癌診療におけるゲノム医療の導入、免疫治療などの薬物治療の発展など、種々の医療の発展が著しく、これらについて特別講演、教育講演、シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップなどを企画いたしました。一般演題には212題の応募をいただき、そのうち21演題は上級プログラムに組み入れ、一般演題は191演題となりました。最終的に大変多くの演題を登録していただきましたことに、深謝申し上げます。
　 ここに至るまで教室員一丸となり鋭意準備を進めてまいりましたが、会員の皆様方の一層のご支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。
　 最後になりましたが、COVID-19の一日も早い収束を願いますとともに、最前線の現場で対応されていらっしゃいます皆様のご健康を祈念申し上げます。

会议对象: 医生、医院科室主任/副主任、住院医师、医院管理者、医护人员以及从事该领域研究的科学家、研究人员、医药企业代表等等。